この度、 GALLERY ESCAPERSにて FOH 포包°展を開催致します。
日常を包み込むようなものを作りたいという思いから「包°(포)」という作家名で活動している彼女は、アトリエのある森で四季折々の季節を歩きながら、草や落ち葉を金属という永遠の物性に置き換える作業をしています。使い心地の良さとともに、「強くしなやかな静けさ」が目と手で伝わる事を願う作品は、すべてのものが当たり前ではなく貴重な存在だという彼女の想いとともに生きています。
森を歩きながら、枯れゆく落ち葉、風に揺れる草の前で息を呑んで立ち止まります。
静かに胸がいっぱいになったその瞬間を、手の記憶を通して永遠の物性として残します。
一編の詩に接するように、近くで、静かに止まった時間の中で向き合ってください。
金属の詩を読む場、美しい空間でお会いしましょう。
FOH 포包° (ポー) / 金工作家
弘益大学彫刻科卒業 2019年studio foh設立。
自然物の生命の尊さ、一瞬の情景を、金属という永遠の素材に置き換え、100年残るような作品を制作している。
作品はソウル工芸博物館など韓国で広く展示されているほか、ミラノデザインウィークやメゾン・エ・オブジェ・パリなど海外でも多数の展覧会に出展し、国内外で所蔵されている。