デザイナーKARL DONOGHUE(カール ドノヒュー)はイギリスヨークシャーに生まれ育ち、Ravensbourneカレッジでファッションを学ぶ為、1991年にロンドンへ。卒業制作が高く評価されたことにより、シェアリング、レザー、ファーに特化した自身のレーベルを設立。
素材選びからデザインまで一切妥協せず、常に斬新でスタイリッシュなレザーを提案する彼のコレクションは「BARNEYS NEW YORK」の目にとまり、1995年のファーストコレクションを全て買い付けたことからキャリアがスタートし、Harvey Nichols, Bergdorf Goodman,伊勢丹など世界中のバイヤーを惹きつけている。現在、ヨーロッパ、アジア、中東など世界中、100ショップ以上で展開している。
Karl Donoghueは、ヨーロッパの中でも最高級のレザーを供給するタンナリーとタッグを組んでオリジナルのレザー、ファーを毎シーズン作っています。私たちは、動物保護に関する規制に準じ、コントロールを正しく行い、毛皮を用いることは、フェイクレザーやフェイクファーを使用するよりも遥かにサステイナブルであると信じています。
食肉・乳製品産業の副産物である革から、好ましい製品を作ることで、毎年世界で約700万〜900万トンの追加廃棄物を防ぐことができます。コレクションに使用されている皮は、主にCO²を使用して加工されており、従来の水を使用する方法よりも持続可能ななめし加工方法です。この方法を用いることで、過剰な水の浪費を避けることができます。
本物の毛皮やレザーは何世代にもわたって着用できます。本物の皮は、オークのリーフと同じ速さで分解され土に還ります。一方、プラスチックからできたフェイクファーや合皮などは何十年もかかる、と証明されています。
私たちが使用するファブリックは、スコットランドの工場で責任を持って調達された、リサイクルデニムを含んだコットンを用いています。
できる限り私たちはプラスチック製品を使用しないようにしています。その代わり、本物の水牛の角やコロゾナットをボタンに用いるようにしています。このような自然のものを使うことがサステイナブルであり、水牛からできるボタンやバックルを作るときに残ってしまう破片は、いずれ土に還り肥料となります。
私たちはコレクションを作る際、残ったレザーやファーを捨てたりはしません。むしろ今後のプロジェクトやコレクションで使うことができないか模索し、無駄なものが生じないようにしています。このアプローチはブランド創立以来、私たちのブランド理念です。そして共感してくださることを願います。