januka
2022/08/16
今年10周年を迎えるジュエリーブランドjanuka(ヤヌカ)。
素材や技法への先入観に捉われない「お手本から少しずれた」がコンセプト。
モダンで大胆な工芸品のような作品から、天然石の自然な表情を引き出したミニマムなデザインまでジャンルや枠におさまらない、独創的な世界観が魅力です。
デザイナーの中村 穣氏は、ニューヨークPratt Instituteでインダストリアルデザインを学んだのち、オランダDesign Academy Eindhovenで修士を取得。プロダクトデザイナーでもあった中村氏は、マーブル状に色付けした陶磁器の器を発表したことをきっかけに、陶磁器でジュエリーを作ることを思いつき
2012年にジュエリーブランドjanukaを立ち上げ、2017年6月、西荻窪にjanuka/JO NAKAMURAをオープン。
2021年に3月に南青山にショップを移転。コロナ禍を経て、店舗での買い物がより特別なものとなった今、空間デザイン、音楽、香り、すべてにこだわり抜いた美術館のような空間で、非日常のひと時を提供します。
この春移転1周年を迎えたショップではブランド10周年のイベントを開催。
熟練のジュエリー職人の技と中村氏の豊かなイマジネーションにより具現化した感性豊かなジュエリーは、ますます自由に繊細に、進化を遂げていきます。
januka Flagship Shop
空間デザインは、桜新町のOGAWA COFFEE LABORATORYなど話題の建築デザインを手掛け、国内外で評価されている関祐介氏が担当。ブライダルラインを含むjanukaフルコレクションをゆっくり選べる空間になっています。ガラスケースが並んだいわゆるジュエリーショップらしい内装ではないものを目指し、美術館に展示されているような大きな展示台を回遊するスタイルに。壁、床、造作のベンチ、全て同じ左官を施し、包まれているような一体感に仕上げられております。天井のデザインを最低限の要素にすることに注力し、ライトの淵まで左官を施して存在感を消しています。また、壁に18mmの立ち上がりを作ることによりうっすらと影を生じさせ、浮遊感を演出。決して広くない空間ですが、奥行きのある静謐な佇まいに豊かさを感じることができます。
建物のチャームポイントの一つである、外からも見える大きな窓からあえて部屋の一部だけを見せるよう、新たな小部屋を造作。
小部屋全体が大きな一つのショールームのような優雅な空間を付随させています。小部屋へのガラスのドアの取手を動かしたくなる仕掛けにもご注目ください。
また、こちらの小部屋は、ギャラリーとして貸し出ししています。